インシビリティとは、「無礼さ」「配慮のなさ」を意味する言葉で、職位場においては、「相手を傷つけようとする意志は明確ではないものの、礼儀や思いやりを欠いた言動」を指します。
職場で見られるインシビリティ
職場で見られるインシビリティには、たとえば次のような言動があります。
・あいさつをしても返事をしない
・話しかけても目を合わせない
・嫌そうな表情やため息を見せる
・皮肉や嫌味を言う
・会議で話をさえぎる
・意見や提案を取り合わずに無視する
・メールやチャットを無視・放置する
・感謝やねぎらいの言葉がない
「これくらい」が見過ごされる怖さ
一つひとつはささいな行為で、ハラスメントと呼べるほどのものではありません。しかし、その軽微さゆえに見過ごされ、放置されてしまいがちな点が問題なのです。インシビリティは、気づかないうちに職場に蓄積し、組織にじわじわと悪影響を及ぼします。
無礼な態度が繰り返されることで、「自分はここにいていいのか」という不安が積み重なります。ストレスやモチベーションの低下を招き、やがてはメンタル不調や離職につながることもあるでしょう。
また、インシビリティは職場に広がりやすい性質があります。誰かの無礼な態度が見過ごされると、「このくらいは大丈夫」と受け止められ、同じような対応が広がっていきます。されに、不快な気持ちが周囲への接し方にも表れ、気づかないうちにチーム全体のコミュニケーションがぎくしゃくしていきます。
やがてハラスメントに
こうした状態が続くと、特定の個人に対する無視や冷遇といった行為へと発展し、結果として深刻なハラスメントにつながる恐れもあるのです。
「この程度のこと」と見過ごさず、早めの対処が大切です。