職場のコミュニケーション術


ミスの報告を受けた時

 

部下からミスやトラブルの報告を受けた時、つい感情的に叱ったり強く責めてしまうといったことはありませんか?

部下のミスのせいで自分の仕事が増えると思うと腹も立ちますし、今後同じミスをしないように、あえて厳しく指導するという人もいるでしょう。

しかし、それが逆効果になってしまうこともあるのです。

 

強く責めるとどうなるか

ミスやトラブルを起こした時は、報告しなければとわかっていてもなかなか言い出しにくいものです。

勇気を出して報告しても上司から強く責められると、委縮して次からますます報告しづらくなってしまいます。

その結果、部下はギリギリまで自分でなんとかしようと抱え込んだり、ミスを隠そうとするかもしれません。

大きなミスほど早めに報告してもらいたいものですが、これでは問題の発見が遅れて事態がさらに深刻化してしまう恐れもあります。

ミスやトラブルが早く、漏れなく報告されることは、本来望ましいことです。

そのためには、ミスを報告しやすい雰囲気を作ることが重要と言えます。

 

まず「ありがとう」で受け止める

ミスやトラブルの報告があったときは、まずは「報告ありがとう」と受け止めましょう。

頭ごなしに叱るのではなく、報告してくれたこと自体を評価する姿勢を示すことが大切です。

そのうえで、詳しく状況を確認し、冷静に事態の立て直しに取り組みます。

なぜこのようなミスが起きたのか原因を探り、今後同じミスを起こさないための予防策を一緒に考える……。こうした指導はそのあとです。

同様に、相談や作業の遅れなど、言い出しにくいことを伝えてくれたときにも

「話してくれてありがとう」と受け止めることで、

部下は「正直に伝えてよかった」と感じ、次からも早めに報告・相談しやすくなります。

安心して報告できる関係を築くことこそ、

結果的にミスやトラブルを最小限に抑える一番の近道なのです。

 

言い出しづらい部下の心理 上司がかけるべき言葉
わからないことを質問 「そんなこともわからないのか」

と言われそう

確認してくれてありがとう
判断に迷うことの相談 「それくらい自分で考えろ」

と言われそう

相談してくれてありがとう
作業の遅れの報告 叱られそう 早めに教えてくれてありがとう
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